きた～過去最も憎いと称された 銘車ムルティ～～!! エンツォフェラーリの愛車としても知られるムルティ

 何故ゆえにエンツォはムルを絶賛したのか？ それは一言に尽きる!!『走り』そのモノを評価したのである 

全長×全幅×全高4005×1875×1680mm トレッド前／後1510/1510mm このサイズ感を見て真のエンスーはピンと来たはず

 この対比 正に フェラーリなのだ 正方形に近い2;1 長幅の対比 前後 全幅ギリギリのワイドトレッド 

しかも同幅 実際乗ったらこの数値は即座に納得できる 先ずは直進性 これ物凄い安定性 

そしてコーナーに差し掛かればレールtoレールで殆どロールなく 駆け抜ける共に『地を這うが如く』である

 腰高で全高も中々の出で立ちだが全くこの出で立ちからは想像できない 走り込みなのだ!!

103ps/5750rpm 最大トルク14.8kg/4000rpm この非力なカタログデーターが又マタ裏切ってくれる俊足なのだ！！

 これは思いのほか軽い車重1380kgがフットワーク全般に貢献している この図体だと1500kg以上かと、、 

そして優れたユーティリティ！抜群！前席3人乗り後席3人乗り どちらも+1的なエマージェンシーシートではない

 それぞれデブが3人横並びに快適に着座できる 考えてみてくれ。。

この不細工なフロントビューが そして顔デカのデブ3人衆が乗って、、後方から迫ってきたら、、

 ルームミラーにヒビ入るほどの威圧感だ！ 煽り運転ならぬ『威圧運転』だな～

Wサンルーフは解放感抜群 簡単に脱着できる後部座席 フロアは乗降や荷物の積降ろしを容易＆快適性に富んだ、

ステップレスの低いフラットフロア コカングーが人気だがスポーツカーマインドがある愉快な MPVが欲しいな～と

違いの分かる諸兄には最適の強くお勧めの1台 というよりその出で立ちから 『お勧めの1頭』だな～

 一見土臭そうなアフリカのクロサイだがいざとなれば ライオンをも追い回すという俊敏な動きそのものだ！！

自身この『サイ』を多頭飼いしているので 少し野に放とうと出展する事にした 

【ムルティ考察】 英国サンデー・タイムズ紙が 「これに乗るくらいなら歩いた方がマシだ」と酷評した  ジャーナリズムは自由だが何とも薄っぺらな投稿である これが紳士協定を基本にする英国の 媒体であることが情けない   『だったら歩けよ！！お前は島国だから歩いて行けるよな何て狭い了見だ？！ 大陸は広いぞ！井の中の蛙、、』 で終了～～！！ 一方で、 同じく英国「トップ・ギア」では1999年のカー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ  2000年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーでも2位 更に ニューヨーク近代美術館（MoMA）の企画展にも展示される 等素晴らしい功績を遺している ムルティプをデザインしたのは 現行「フィアット500」のデザイナー ロベルト・ジョリート 2011年にはイタリアの大統領からデザイン賞を直々に与えられた （政治的な操作はさておき。。。）  「効率性、経済性、使いやすさを備えていなければデザインとは呼べない」 と言い放った！正にインダストリアルデザインの本質である   MPVルノー・エスパスが90年代に爆発的に売れた  欧州で仏クルマがヒットしたのはキャトル『4』以来皆無で有り  仏メーカーとしては快挙であった 廉価なFIAT社の大衆車は 正に日本でいうところのトヨタであった  1980～90年代初頭までのFIATの一般的イメージといえば  実用的な大衆車のイメージでありかつての『存在感、、』を模索していたであろう  後発のMPV市場投入に時期を目論んでいた ムルティプラのデザインは、 クリエイターとブランディングを掲げたマーケターのタッグ から 放たれた尖兵であったといえよう  ムルティは、大衆車FIAT脱却、前衛的な、革新的な アバンギャルド先端をイメージつける企業戦略    大衆車ブランドからの脱却  商業ベースでは決して成功ではなかったが 新生FIATというブランディングに一役買ったという意味では大成功と言える     「インサイド・アウト」リビングのまま移動できる！！  ムルティの特長「二段構え」のフロントマスクは「視界の良さ」が優先されている。  又巨大なサイドウィンドーは縦幅とサイドボディの比はほぼ1:1で 一般的なミニバンは1:2位 新製品を企画するにあたり マーケティングの初期的、入口は「すでに成功した製品の模倣」が基本である   商品の開発商品化には 多額の投資を必要とする「安全な失敗の可能性が低い形」 要は万人に受けたデザイニングである  だがムルティは誰が見ても リスキーな出で立ちであり 旧態依然のマーケティングに反し市場投入された    実用的な大衆車のイメージでありかつてのモータリゼションのトレンドリーダー としての存在感を取り戻すために、  FIATのデザイン部門トップであったピーターと、 先述のデザイナーロベルト が担当し ムルティを設計その際「Advanced Design Center」というディビジョンを創設し  ムルティプラのデザインは、現場の自由な発想と、 ＦIATブランド再構築を掲げた経営陣の融合から生まれた ムルティは、 大衆車FIAT脱却、前衛的で革新的な『アバンギャルド』を イメージつける企業戦略 ムルティは商業的には案の定失敗したが 一方で 自動車専門家及び芸術分野から高い評価を受けるという、 ある意味 大衆車ブランドからの脱却 新生FIATというブランディングに 一役買ったという意味では大成功と言える   ムルティの造形は大儀でいえば「脱構築主義」である   自動車のデザインは一見が優先され、 実用になった場合「視界が悪い」「使い勝手が悪い」等の評価が多いことも否めない。  ムルティは「スタイル重視のデザイン」からの脱却 インダストリアルデザインを主軸とし   「最小のパッケージングで6人が快適に乗れる」機能性重視で有り その範疇でのデザイニングである 人はヘッドライトとグリルが作る三点の構図を 「顔」として認識する「パレイドリア現象」  これは 本来関係のない複数の物体を顔や生物として認識する現象であるが  ムルティプラはこの三点の黄金比に+ライトを二つ加えたことにより、  「顔」としての認識が曖昧になり、生理的な違和感を生んだといえる   ムルティが見る者に違和感、拒絶感を与えるのは、 このパレイドリア現象での「顔認識の混乱」ルッキズムからであろう   ムルティの価値感は、「美しさ」ではなく、「個性」オンリーワンである、 違和感を与えつつも、人々の記憶に深く刻まれ、盤石なブランディングを構築した  最高傑作といえる ムルティの出で立ちを見て  「何とも不細工、、、」「気味悪い、、、」等としか形容できないようであれば  貴方のクリエィティビティの貧しさを恥じるがいい、、  せいぜいWEBデザイナーか二流媒体のグラフィックを打ち込みで 仕上げるのが良いところである 「素晴らしい！！」と狂喜できるならば、、 今貧しくても、、『グラフィックを筆で描き」、『立体を刃で抉る』  いずれや過去の創造者の巨匠と並ぶようなクリエイターになる素質を 内に秘めているといえよう！！  

バッテリBatteries are considered dangerous goods under international shipping regulations and cannot be shipped. ー交換要す